サピオACコーチの本間です。
今回は、力と速度の関係、フォーム改善において我々がどこに視点を持って指導しているかについて記載して行きたいと思います。
力と速度の関係性
まずは、走りに関係する“力と速度の関係性”について噛み砕いてまとめました。
<力と速度の関係性>
- 力が加わると速度が変化する(力が加えられないと速度は変化しない)
- 速度は加えた(加えられた)力の大きさに比例して変化する(加速も減速も)
※意訳も含みますのでご了承ください。
上記のことを考えると年齢や性別に関係なく、速く走るためには発揮できる力を大きくする必要があります。そのため、アスリートたちは厳しいトレーニングを行っているわけです。当たり前のようで極めて重要なことですので、忘れないようしなければなりません。
成長期におけるトレーニング(筋トレ)が子どもの成長を妨げるという噂
“トレーニング“をイメージした時、”筋トレ“をしている映像が思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか?イメージ通り、筋トレによって発揮できる力が大きくなることは間違いなく、多くのトップ選手たちも取り入れている手法です。
しかしながら、昔から対象を子どもに置き換えるとどうでしょうか?「子どもに筋トレをしすぎると身長が伸びにくくなる」といった噂が頭に浮かんだ方も多くいらっしゃるかと思います。
その可能性については、世界的に権威のある教育団体「National Strength and Conditioning Association(NSCA)」によって否定されており(※1,2)、むしろジュニア期における筋トレは、骨を強くすることも報告しています。そのため、本クラブのレッスンでは、手法や方法を吟味しつつ指導を行っています。
“動き“を見るのではなく”力“を見る
発揮できる力を大きくする方法は、筋トレ以外にもフォームを改善することも挙げられます。レッスンという限られた時間の中で、サピオACとしては、筋トレに時間を割くのではなく、フォームの改善に時間を割いてレッスンを行います。
しかしながら、フォーム改善してすぐに速くなれるとは限りません。なせならば、上記でまとめたように、発揮する力が大きくならなければ“速く“はならないからです。フォームを修正するにあたり、フォームをコントロールすることに力や意識が削がれ、発揮される力が小さくなることがあるためです。
フォームはあくまで目に見える指標であり、我々コーチは”動き”だけを見るのではなく、改善されたフォームによってどのように“力”が発揮されているかに視点を置くことが重要だと考えています。
※1)Faigenbaum, A. D., Kraemer, W. J., Blimkie, C. J., Jeffreys, I., Micheli, L. J., Nitka, M., & Rowland, T. W. (2009). Youth resistance training: updated position statement paper from the National Strength and Conditioning Association. Journal of Strength and Conditioning Research, 23(5 Suppl), S60–S79. https://doi.org/10.1519/JSC.0b013e31819df407
※2)Stricker, P. R., Faigenbaum, A. D., McCambridge, T. M., & Council on Sports Medicine and Fitness (2020). Resistance training for children and adolescents. Pediatrics, 145(6), e20201011. https://doi.org/10.1542/peds.2020-1011
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